はじめに
振り返りの「悪い点」に「プロットがなかった」と複数回書いたので、今度こそ、とプロットを作り始めた。
が、時間が思った以上にかかる。一日かけて一話というか一場面とか、場合によってはそこまで進まない。
プロット作成期間にまったく文章を書かないというのはどうかなと思っているので、プロットがある程度まで進んだら別のシリーズの話を書いているのだが、まあプロットが進まない。
なんとなくもっとサクサク行くものだと思っていた。そしてプロットを作らずに話を進めたくなってくる。
どうして時間がかかるのか
プロットなしで書いていたときに場面の連結や転換が思い浮かばずに手が止まる時が度々あった。その手の止まる時間がプロット作成時が遅々として進まない時間ということだろう。
まあ、改めて考えると当然という感じ。
どうして焦るのか
プロットなしの場合は、詰まるまでは進める部分については書けていたので「今日は全然書けなかったな」程度で自分の怠惰にため息をつく程度で済んだのだが、プロットありの場合はまずプロット完成→文章を書き始めるの順なので、プロットができないと文章を書けない。
となると今まで成果は文字数で数えてきた私は成果がゼロと考えてしまう。「今日は●●文字書けた」と成果を数えていたのに、プロット作成期間はいつまでも「0文字」なのだ。
これは考え方を調教しないといけないと思うのだが、根底にこの文字数至上成果制があるので、無駄に焦るのだと思う。
粒度について
そして粒度についてもどこまで書けば良いのか分からない。
桃太郎を例とする。
今までは以下だった。
・桃太郎が鬼退治をする
・桃太郎と親が出会う
・仲間ができる
・鬼ヶ島に行く
・鬼退治する
今作っているプロットは以下な感じ。(最後らへんはどうなっていたか思い出せず雑)
・桃から桃太郎が生まれる
・おばあさんが洗濯中に大きな桃を拾う
・家に持ち帰って食べようとする
・中から桃太郎が生まれる
・桃太郎の旅立ち
・成長し鬼ヶ島の噂を聞く
・鬼退治に行きたいと言う
・旅に出る
・仲間を作る
・旅の途中で犬・猿・雉を仲間にする
・おばあさん特製のきび団子を報酬で釣る
・鬼退治
・鬼ヶ島の描写、鬼の説明
・鬼に勝つ
・めでたしめでたし
絵本だから上な感じで大丈夫だと思うが、これが普通の文庫の小説だとすると、もっと細かく書かなくてはいけないだろう。犬・猿・雉を仲間にする」過程とか。
どこまで細かく書けば良いんだろう。たぶんきっちりとした決まりはないので、自分に合う方法を探るしかないと思うのだけれど、目安の考えとかないのだろうか。
あと、今やっているものはしっかり大まかな流れをイメージできているのでまだ楽に書ける方だと思う。これから今のやつ以上にイメージなしのものを書きたいと思った時に、プロット時間が膨大になるのではと今から震えている。
今後の展望
とりあえずプロットありでどれくらいスピード・クオリティが上がるのか見てみたい。
スピードはもしかしたらトントンかもしかしたら遅いくらいかもしれないけれど、クオリティは上がるのではと思っている。伏線を入れることを前々から考えられるし、不要な描写をプロットの段階からばっさりカットできるからね。
なんにしても今後プロットを苦痛に思っても続けていくのか、なくて多少のクオリティが下がろうとも楽に書ける方に進むのかはこれからの状況次第かな。