はじめに
自分が書くジャンルはともかくとして、読むジャンルも結構偏っているなあと思ったので考えてみる。
自分の記録的なものなのであまり整理していない。読みにくいです。
事前に予告しておきますが、この考察?にはキャラ愛とか二次創作にあるべきものへの言及がほぼないというか、ない状態で読んでいる、という話なので、そういう態度の読者を許せない人間は読まない方がいいです。
経緯
自分が読む二次創作のジャンルは主に以下。
- ゲーム系で主人公がいて、複数キャラいるもの(戦略ゲーとか、キャラ集め系)の主人公+キャラ
- 小説とか漫画・アニメ原作でオリジナル主人公を追加したもの(いわゆる夢小説)
- ただし、恋愛のみで他にテーマがないものは読まない。
- ゲームが無個性主人公だったり、オリジナル主人公がいる場合は、原作を知らなくてもいい
その上、二次創作の中で好んで読んでいるのはしっかりとストーリーがあるもの。
原作をただなぞるものではなく、オリジナルだと嬉しい。
キャラとキャラの葛藤・感情が強く感じられるとより嬉しい。
文字数は長ければ長いほど嬉しい。
という感じ。
なのだけれど、先日自分とはまったく違う意見に出会って、そんなひともいるのだと思った。
その人は、
- 主人公はいてもいなくてもいい
- 好みのキャラ×キャラの話が読みたい
- 原作を知らなくてもいい
- 長いより短い(2000字~3000字)話を大量に読みたい
と言っていた。
そして「そもそも原作のキャラを好きだというより、自分好みの展開になるキャラクターの造形をしている相手のカップリングを読むのが好きで、ぶっちゃけキャラ愛はないし、原作とかはまったく知らなくて問題ない」と言っていた。
なるほどなあ。
自分の考察
その話を聞いて、自分も建前を剥ぎ取ると創作に求めるものとして以下が上がる。
- 物語が読みたい
- 人間の感情・葛藤が好き
- 新しい発見がほしい
- 作者の哲学が知りたい
- 他人の思考が読みたい
- それはそれとして、俺TUEEEもすき
ここから考えると自分が上に上げたような二次創作を好む理由が分かる気がする。
- ゲーム系で主人公がいて、複数キャラいるもの(戦略ゲーとか、キャラ集め系)の主人公+キャラ
- ⇒主人公から織りなされる各キャラとの物語が読みたい。こういうゲームは深いストーリーがないことが多いので。
- 小説とか漫画・アニメ原作でオリジナル主人公を追加したもの(いわゆる夢小説)
- ⇒原作キャラだけの二次創作はキャラの深掘りや関係性の解釈だったり、カップリングだったり、「ストーリー・物語を作る」というより、小さめにまとまることが多いような気がする。
- あと原作キャラは固定なので物語に種類が少ない(夢小説と比べると)。夢小説はオリジナル主人公の数だけ多様性がある。前者は完成する料理は決まっているけれど作者によって味付けが違う。後者は完成する料理も決まっていないし似た料理でも味付けが違う、という感じ。(もちろん例外はあるが、どちらがより多様性を味わえるかということ)。
- そしてこれは個人的な感覚なのだが、原作を知っていると自分の中の原作を壊したくなくて読めなくなる。その点、オリジナル主人公だと私の頭は「似て非なる創作」と定義されて読める。
- ゲームが無個性主人公だったり、オリジナル主人公がいる場合は、原作を知らなくても
- ⇒これもまさに「物語が読みたい」という欲。
- その原作が好きだから物語が読みたいのではなく、物語が読みたいからその原作を知らなくても読む。オリジナル主人公がいる場合は世界観を語られることが多いので入りやすい。
そもそも二次創作に関わらず、なぜ本を読むのかの理由が「他人の思考を知りたい」等の上記に書いたことで、自分はそれを二次創作にも求めている。
好きになってもだもだして付き合うという「個性を剥奪したテンプレストーリー」は好みではない。
できれば恋愛主題ではなく別のテーマもありつつ恋愛もちょっと絡む程度がいい。もしも恋愛主題だとしても、そういう話であっても人の根本のどろどろした部分とか葛藤とかを見たい、という感じ。
最後に
自分は夢小説? オリキャラ小説? を好んで読んでいるけれど、どうしてだろう、というのは深掘りしたことがなかったので、改めて考えてみると「なるほど」という感じだった。
自分は原作ありきの二次創作を求めていたのではなく、ただ「物語」が読みたかったんだなあと。
そして二次創作を読む理由は完全なオリジナルよりも土台がしっかりしているので、プロでなくとも面白い作品が多い&世界観説明などをすっ飛ばすこともあるので気に入らなければ早い段階から読むのをやめることができて時間の節約ができる、という割と身も蓋もないものだというのが分かった。
これが二次創作を読むのではなく、書くとなるとまた別なのだが、長くなったのでそれは別の機会に。