「自分が読む二次創作のジャンル考察」を書いていて、自分の創作は一次と二次でマインドが違うよな…と思ったので、言語化してみる。
以下でもちょっと書いたけれど、一つ前の記事を書いてからもっと深掘りできたので、少し詳しく書きたい。
一つ前の記事で、「物語」を摂取するために読んでいる、というようなことを書いたが、それでは逆で書く場合はどうだろうか。確かにそれはある。自分の好みのストーリーで好みの葛藤を入れて、好みに進める。そのために書いている部分はおおいにある。
が、それが二次創作となると少し違う気がする。
どういうときに二次創作をしたくなるかと考えると、原作で語られなかったもの、きっとこういうことがあったろうな、とか、あったらいいなという衝動があって、それが一定よりも大きくなると書き始める。
私にとって二次創作を書くのはあくまで原作の補足が見たいから。たまに長めの話を思いつくこともあるが、それはだいたい二次創作でなければならないわけでもないネタなので、一次創作に回す。二次創作はあくまでも二次創作なので、原作をリスペクトすると全部自分の好みには書けないから。あと原作補完として思い浮かんだわけではない好きなネタは100%自分のものとして作りたいという欲もある。
一次創作は物語の創造。
二次創作は原作の補完。
上記の思考で創作している。
ここらへんの意識が曖昧だったときに二次創作を一次創作マインドでやって「いや、これ二次創作でやる意味あるのか?」とか思ったけれど、あれはそういうことだったんだなあ。
あと、二次創作を書くのはキャラがいっぱい出てくるガチャゲーム系ジャンルなのは原作の余白がいっぱいあるからだろう、というのがわかった。ストーリーの余白もあり、キャラ造形の余白もあり。なので、私はキャラの日常とか一場面を切り取ったりとかして、キャラクターの思考の答え合わせをしようとしていた。
以上、自分の一次創作、二次創作のマインドの違い考察。
ある一定の納得があるので、今後は一次創作が二次と比べて閲覧者がいなくて萎えたとか、二次創作で原作ブーストされて心癒されたい、とかむちゃくちゃ思わない限りはあまり二次創作しないかもな。一次創作マインドと二次創作マインドの違いが明文化してしまったので。今まで一次創作マインドでやっていた二次創作をしなくなりそう。