書綴日記

小説書いたり、徒然

自分の一次創作、二次創作のマインドの違い考察

「自分が読む二次創作のジャンル考察」を書いていて、自分の創作は一次と二次でマインドが違うよな…と思ったので、言語化してみる。

 

以下でもちょっと書いたけれど、一つ前の記事を書いてからもっと深掘りできたので、少し詳しく書きたい。

 

toarumonokaki.hatenablog.com

 


一つ前の記事で、「物語」を摂取するために読んでいる、というようなことを書いたが、それでは逆で書く場合はどうだろうか。確かにそれはある。自分の好みのストーリーで好みの葛藤を入れて、好みに進める。そのために書いている部分はおおいにある。
が、それが二次創作となると少し違う気がする。

 

どういうときに二次創作をしたくなるかと考えると、原作で語られなかったもの、きっとこういうことがあったろうな、とか、あったらいいなという衝動があって、それが一定よりも大きくなると書き始める。

 

私にとって二次創作を書くのはあくまで原作の補足が見たいから。たまに長めの話を思いつくこともあるが、それはだいたい二次創作でなければならないわけでもないネタなので、一次創作に回す。二次創作はあくまでも二次創作なので、原作をリスペクトすると全部自分の好みには書けないから。あと原作補完として思い浮かんだわけではない好きなネタは100%自分のものとして作りたいという欲もある。

 

一次創作は物語の創造。
二次創作は原作の補完。

 

上記の思考で創作している。

 

ここらへんの意識が曖昧だったときに二次創作を一次創作マインドでやって「いや、これ二次創作でやる意味あるのか?」とか思ったけれど、あれはそういうことだったんだなあ。

 

あと、二次創作を書くのはキャラがいっぱい出てくるガチャゲーム系ジャンルなのは原作の余白がいっぱいあるからだろう、というのがわかった。ストーリーの余白もあり、キャラ造形の余白もあり。なので、私はキャラの日常とか一場面を切り取ったりとかして、キャラクターの思考の答え合わせをしようとしていた。

 

以上、自分の一次創作、二次創作のマインドの違い考察。

 

ある一定の納得があるので、今後は一次創作が二次と比べて閲覧者がいなくて萎えたとか、二次創作で原作ブーストされて心癒されたい、とかむちゃくちゃ思わない限りはあまり二次創作しないかもな。一次創作マインドと二次創作マインドの違いが明文化してしまったので。今まで一次創作マインドでやっていた二次創作をしなくなりそう。

自分が読む二次創作のジャンル考察

 

はじめに

自分が書くジャンルはともかくとして、読むジャンルも結構偏っているなあと思ったので考えてみる。
自分の記録的なものなのであまり整理していない。読みにくいです。

 

事前に予告しておきますが、この考察?にはキャラ愛とか二次創作にあるべきものへの言及がほぼないというか、ない状態で読んでいる、という話なので、そういう態度の読者を許せない人間は読まない方がいいです。

 

経緯

自分が読む二次創作のジャンルは主に以下。

 

  • ゲーム系で主人公がいて、複数キャラいるもの(戦略ゲーとか、キャラ集め系)の主人公+キャラ
  • 小説とか漫画・アニメ原作でオリジナル主人公を追加したもの(いわゆる夢小説)
    • ただし、恋愛のみで他にテーマがないものは読まない。
  • ゲームが無個性主人公だったり、オリジナル主人公がいる場合は、原作を知らなくてもいい

 

その上、二次創作の中で好んで読んでいるのはしっかりとストーリーがあるもの。


原作をただなぞるものではなく、オリジナルだと嬉しい。
キャラとキャラの葛藤・感情が強く感じられるとより嬉しい。
文字数は長ければ長いほど嬉しい。


という感じ。

 

なのだけれど、先日自分とはまったく違う意見に出会って、そんなひともいるのだと思った。


その人は、

 

  • 主人公はいてもいなくてもいい
  • 好みのキャラ×キャラの話が読みたい
  • 原作を知らなくてもいい
  • 長いより短い(2000字~3000字)話を大量に読みたい

と言っていた。

 

そして「そもそも原作のキャラを好きだというより、自分好みの展開になるキャラクターの造形をしている相手のカップリングを読むのが好きで、ぶっちゃけキャラ愛はないし、原作とかはまったく知らなくて問題ない」と言っていた。


なるほどなあ。

 

自分の考察

その話を聞いて、自分も建前を剥ぎ取ると創作に求めるものとして以下が上がる。

  • 物語が読みたい
  • 人間の感情・葛藤が好き
  • 新しい発見がほしい
  • 作者の哲学が知りたい
  • 他人の思考が読みたい
  • それはそれとして、俺TUEEEもすき

 

ここから考えると自分が上に上げたような二次創作を好む理由が分かる気がする。

 

  • ゲーム系で主人公がいて、複数キャラいるもの(戦略ゲーとか、キャラ集め系)の主人公+キャラ
    • ⇒主人公から織りなされる各キャラとの物語が読みたい。こういうゲームは深いストーリーがないことが多いので。
  • 小説とか漫画・アニメ原作でオリジナル主人公を追加したもの(いわゆる夢小説)
    • ⇒原作キャラだけの二次創作はキャラの深掘りや関係性の解釈だったり、カップリングだったり、「ストーリー・物語を作る」というより、小さめにまとまることが多いような気がする。
    • あと原作キャラは固定なので物語に種類が少ない(夢小説と比べると)。夢小説はオリジナル主人公の数だけ多様性がある。前者は完成する料理は決まっているけれど作者によって味付けが違う。後者は完成する料理も決まっていないし似た料理でも味付けが違う、という感じ。(もちろん例外はあるが、どちらがより多様性を味わえるかということ)。
    • そしてこれは個人的な感覚なのだが、原作を知っていると自分の中の原作を壊したくなくて読めなくなる。その点、オリジナル主人公だと私の頭は「似て非なる創作」と定義されて読める。
  • ゲームが無個性主人公だったり、オリジナル主人公がいる場合は、原作を知らなくても
    • ⇒これもまさに「物語が読みたい」という欲。
    •  その原作が好きだから物語が読みたいのではなく、物語が読みたいからその原作を知らなくても読む。オリジナル主人公がいる場合は世界観を語られることが多いので入りやすい。

 

そもそも二次創作に関わらず、なぜ本を読むのかの理由が「他人の思考を知りたい」等の上記に書いたことで、自分はそれを二次創作にも求めている。
好きになってもだもだして付き合うという「個性を剥奪したテンプレストーリー」は好みではない。

できれば恋愛主題ではなく別のテーマもありつつ恋愛もちょっと絡む程度がいい。もしも恋愛主題だとしても、そういう話であっても人の根本のどろどろした部分とか葛藤とかを見たい、という感じ。

 

最後に

自分は夢小説? オリキャラ小説? を好んで読んでいるけれど、どうしてだろう、というのは深掘りしたことがなかったので、改めて考えてみると「なるほど」という感じだった。

自分は原作ありきの二次創作を求めていたのではなく、ただ「物語」が読みたかったんだなあと。

そして二次創作を読む理由は完全なオリジナルよりも土台がしっかりしているので、プロでなくとも面白い作品が多い&世界観説明などをすっ飛ばすこともあるので気に入らなければ早い段階から読むのをやめることができて時間の節約ができる、という割と身も蓋もないものだというのが分かった。

 

これが二次創作を読むのではなく、書くとなるとまた別なのだが、長くなったのでそれは別の機会に。

 

VSCodeを小説用にカスタマイズ

目次

はじめに

ネタのメモを以前は普通にtxtで作成していたのだけれど、VSCodeを使うのであれば目次などがハイライトされるのでMarkdownで書いたほうが楽だなと思いいたり、md形式で書くようにした。
で、地道にその形式でやっていってもいいとは思うのだけれど、便利なプラグがあったので色々とインストールすることにした。

VSCodeの小説用環境構築

前提

以下がインストール済み

名称 バージョン
VSCode 1.78.2
Node v18.12.1
npm 8.19.2

やりたいこと

  1. Markdown形式の文章をもっと簡単に書きたい
  2. textlintを入れて校正できるようにしたい
  3. その他

1. Markdown形式の文章をもっと簡単に書きたい

次のプラグインをインストール

  • markdownlint
    • Markdown形式かの校正をしてエラーを出すやつ
  • Markdown Preview Enhanced
    • 画面分割をしてプレビューが見れる
  • Markdown Shortcuts
    • 入力補助をしてくれるやつ
  • Markdown All in One
    • ショートカットとか使いやすいらしい。まだ活用できていない。
  • Table Formatter
    • テーブルを見やすくするやつ
  • Auto Markdown TOC
    • 自動で目次を作ってくれるやつ

注意

自動整形は次の設定をしておかないといけない。

  • editor.formatOnSave
    • オン

また、markdownlintの不要なエラーは外した。
(以下、自分用なので雑)

    "markdownlint.config": {
        "MD022": false,
        "MD025": false,
        "MD032": false,
        "MD041": false,
        "line-length": false, // MD013: 1文の最大文字数をはtextlintと競合するため無効化
        "no-duplicate-heading": false, // MD024: 見出し文字列の重複を許容
        "no-trailing-punctuation": false, // MD026: 見出しに.,;:が入ることを許容
        "no-inline-html": false, // MD033: HTML記述を許容
        "no-bare-urls": false // MD034: URLそのままの表記を許容
    },

2. textlintを入れて校正できるようにしたい

上に書いたように、Nodeやnpmが入っていないと使えない

  1. 適当なディレクトリに以下をダウンロード(以降ダウンロードディレクトリをTEXTLINT_HOMEと呼ぶ)

    • https://github.com/ttrace/textlint-settings-for-fiction
      • 作家の方が使用しているtextlintの設定をまるっとまとめたやつ
  2. PowerShellを起動

  3. 次のコマンドを実行

    1. デフォルトをインストール
      • cd %TEXTLINT_HOME%
      • npm install
    2. 他、欲しい物をインストール
      • 技術書用語
        • npm install textlint-rule-spellcheck-tech-word
      • 技術書用語2
  4. 設定ファイルの編集

    1. prh-my-rule.ymlの作成

      • dict直下に作成

      • 以下記述

        version: 1
        imports:
          - tech-rule/ja/kanji-open.yml
          - tech-rule/ja/typo.yml
          - tech-rule/javascript.yml
          - tech-rule/css.yml
          - tech-rule/software.yml
        ignoreRules:
        rules:
          # project configuration
          - expected: Almin
            patterns: /almin.js/i
          # 独自のもの
          - expected: VSCode
            pattern: /vs ?code(?!-textlint)/i
            specs:
              - from: vscode
                to: VSCode
              - from: vs code
                to: VSCode
              - from: VS Code
                to: VSCode
          - expected: Markdown
            pattern: /markdown(?!lint)/i
        
    2. .textlintrcの更新

      • 次のように更新

        {
           "rules": {
               "@textlint-ja/morpheme-match": {
                   "dictionaryPathList": [
                       "dict/morpheme-match-dict.js"
                   ]
               },
               "prh": {
                   "rulePaths": [
                       "dict/prh-rule.yml",
                       "dict/prh-local-rule.yml",
                       "dict/prh-my-rule.yml",
                       "node_modules/prh/prh-rules/media/techbooster.yml"
                   ]
               },
               "preset-jtf-style": {
                   "1.1.1.本文": false,
                   "1.1.3.箇条書き": false,
                   "2.1.8.算用数字": false,
                   "2.1.9.アルファベット": false,
                   "2.2.2.算用数字と漢数字の使い分け": false,
                   "3.1.1.全角文字と半角文字の間": false,
                   "3.3.かっこ類と隣接する文字の間のスペースの有無": false,
                   "4.1.1.句点(。)": false,
                   // "4.2.1.感嘆符(!)": false,
                   "4.2.9.ダッシュ(-)": false
               },
               "spellcheck-tech-word": true,
               "@textlint-ja/textlint-rule-no-synonyms": {
                   "allows": [
                       "ハロワ",
                       "ハローワーク",
                       "だし",
                       "出し",
                       "コロナ",
                       "コロナウイルス",
                       "ネット",
                       "ネットワーク",
                       "足",
                       "脚"
                   ]
               },
               "general-novel-style-ja": {
                   "chars_leading_paragraph": false,
                   "even_number_ellipsises": false,
                   "no_punctuation_at_closing_quote": false,
                   "max_arabic_numeral_digits": 4 // アラビア数字の桁数は2桁まで (false: チェックしない)
               }
           }
        }{
           "rules": {
               "@textlint-ja/morpheme-match": {
                   "dictionaryPathList": [
                       "dict/morpheme-match-dict.js"
                   ]
               },
               "prh": {
                   "rulePaths": [
                       "dict/prh-rule.yml",
                       "dict/prh-local-rule.yml",
                       "dict/prh-my-rule.yml",
                       "node_modules/prh/prh-rules/media/techbooster.yml"
                   ]
               },
               "preset-jtf-style": {
                   "1.1.1.本文": false,
                   "1.1.3.箇条書き": false,
                   "2.1.8.算用数字": false,
                   "2.1.9.アルファベット": false,
                   "2.2.2.算用数字と漢数字の使い分け": false,
                   "3.1.1.全角文字と半角文字の間": false,
                   "3.3.かっこ類と隣接する文字の間のスペースの有無": false,
                   "4.1.1.句点(。)": false,
                   // "4.2.1.感嘆符(!)": false,
                   "4.2.9.ダッシュ(-)": false
               },
               "spellcheck-tech-word": true,
               "@textlint-ja/textlint-rule-no-synonyms": {
                   "allows": [
                       "ハロワ",
                       "ハローワーク",
                       "だし",
                       "出し",
                       "コロナ",
                       "コロナウイルス",
                       "ネット",
                       "ネットワーク",
                       "足",
                       "脚"
                   ]
               },
               "general-novel-style-ja": {
                   "chars_leading_paragraph": false,
                   "even_number_ellipsises": false,
                   "no_punctuation_at_closing_quote": false,
                   "max_arabic_numeral_digits": 4 // アラビア数字の桁数は2桁まで (false: チェックしない)
               }
           }
        }
        
  5. 一部調整

  • %TEXTLINT_HOME%/node_modules/technical-word-rules/all.jsonを修正
    • 以下を削除
      • ,{"pattern":"(?:使うべきではない言葉なので修正してください|最強|常識的|最も優れた|知らない|知らなさそう|酷い)","expected":"使うべきではない言葉なので修正してください"}
        • 自動修正で「使うべきではない言葉なので修正してください」と上書きされてしまう
        • たぶんバグ
    • 以下を削除
      • ,{"pattern":"!?","expected":"!?"},{"pattern":"?!","expected":"?!"},{"pattern":"!!","expected":"!!"},{"pattern":"??","expected":"??"},{"pattern":"!?([^\\n\\s「」『』()[]])","expected":"!? $1"},{"pattern":"\\!\\?([^\\n\\s「」『』()[]])","expected":"!? $1"},{"pattern":"?!([^\\n\\s「」『』()[]])","expected":"?! $1"},{"pattern":"\\?\\!([^\\n\\s「」『』()[]])","expected":"?! $1"},{"pattern":"??([^\\n\\s「」『』()[]])","expected":"?? $1"},{"pattern":"\\?\\?([^\\n\\s「」『』()[]])","expected":"?? $1"},{"pattern":"!([^\\n\\s「」『』()[]])","expected":"! $1"},{"pattern":"?([^\\n\\s「」『』()[]★])","expected":"? $1"}
        • preset-jtf-styleと競合するので
  1. vscode-textlintのインストール
    • VSCodeに次のプラグインをインストール
      • vscode-textlint
    • 設定変更
      • 自分の環境に合わせて以下を設定
        • textlint.configPath
          • %TEXTLINT_HOME%/.textlintrc
        • textlint.nodePath
          • %TEXTLINT_HOME%

3. その他

VSCodeの設定

  • editor.wordSeparators
    • `~!@#$%^&*()-=+[{]}\\|;:'\",.<>/?、。
    • 句点も区切り文字と認識されるようになる

novel-writerとvscode-textlintの共存について

次の記事でtextlintと共存できなくて諦めた、と書いたのだが、私の理解が間違っていて、novel-writerの機能を使いつつ、textlintの校正も同時に受ける、というのは無理なようだ。

じゃあどうやってどちらも使うかというのは、言語モードを変えることで対応できるみたい。

  • novel
    • ⇒novel-writer
  • txt

見たい感じ。
参考:Visual Studio Codeを翻訳用に使ってみた

今後について

その他にも以下が気になる。
メモ程度に単語を書いておく。

  • vale
  • prettier-code
  • Re:VIEW
  • prh -ProofReadingHelper
    • →これってすでに入っている?